フランスで行われた欧州議会選挙で、極右政党が大勝する見通しのようですが、これは一例で、他のEU構成国においても極右の台頭が見られており、日本の報道も概ね、警戒感を持って報じられているようです。
しかし、私目線(日本の下級庶民)では、何の心配も要らないと考えています。
極右のイデオロギーとは
極右とは政党により様々ですが、端的に、極端な自国・自国民第一主義です。
極右台頭の理由は?
少数派の極右台頭は、EUの政策に強烈な不満を持つ有権者が増加していることを意味します。
例えば、環境政策。環境改革の様々なコストは、庶民の家計を圧迫します。
例えば、移民問題。人道的だから・可哀そうだからと受け入れた結果、労働の需要を圧迫したり、治安が悪化したりなど。
庶民の生活や経済的体力を無視し(あるいは庶民の生活を見ていない)、あまりに理想的な政策を続けたことが、極右政党が台頭の根本的な原因といえます。
心配いらないと考える理由① きちんと民主主義している
EUを含め、構成国は民主主義国です。EUの政策はかなりの左よりで、(私目線では)極右の台頭は、民主主義における自浄作用に過ぎません。(左に寄りすぎた政策を戻す為に、極端な右が台頭しているだけ)
むしろ、自浄作用がきちんと働いており、きわめて健全な民主主義といえます。
心配いらない理由② 庶民を見て政治を行えば、極右は不要になる
極右政党は、過激な人種差別を公言しており、危険だという主張中もあります。
それも、正しく対処すれば問題ありません。他の政党が、左寄りの政策の一部もしくは全部を諦め、庶民の生活を考えた政策を打てば、極右政党の出番はなくなるからです。
庶民は自分たちの生活に寄り添う、唯一の政党を支持してるにすぎません。庶民の現状を見た政治がされれば、別に極右である必要はないはずです。
(逆に、他の政党が、今後も庶民に寄り添えないのであれば、極右が担うしかないともいえますが・・・)
環境も移民よりも大事な事
エリート層は、頭が良いのに知らない(忘れている?)、不変の事実があります。
庶民は、環境・移民のような高尚な問題より、自身の生活が大事だということです。
もちろん、生活に余裕があり、将来に不安が無ければ、移民の生活や、環境政策の為の追加コストを惜しむ人は非常に少ないでしょう。
ですが、自身の生活を圧迫するのなら話は変わります。むしろ、自分の生活を脅かす憎むべき対象となり、それが今具現化されつつあるともいえます。
最後に
自浄作用が働いている事と、その受け皿があることは、同じ民主主義国の庶民としては、大変羨ましい事です。
私自身も、極右の台頭や、EUの弱体や分断を望みはしませんが、それを決めるのはEUの政治家や有権者が決めることですので、黙って見守っていきたいと思います。