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私の保有資産の8割以上が米国株式になります。
(米国株式市場に上場しているという意味では現金を除いて100%)
今回は、米国株式に投資する理由を自分なりに整理してきたいと思います。
米国株を選んだ理由
①人口が増加している
人口増加には以下のようなメリットがあると考えています。
①内需増加は経済成長の追い風になる
②優秀な人材が多く生まれる(優秀な人材の割合は急に変わらないとの考えから)
③優秀な人材が国内にとどまり易くなる
以上から少なくとも人口が維持、出来れば緩やかであっても人口が増加している国の方が安定した高い経済成長が見込めると考えています。(人口減少下でも輸出重視で成功している国や企業もありますが、輸出のみに依存する経済は、世界経済が停滞した際の打撃が大きく、安定性にかけると私は思います。)
米国の人口は少し古いデーターですが、2021年7月の米国の人口は3.3億人で、今後も緩やかな増加が見込まれており、この条件にに合致しています。
②世界一資本主義が徹底されている
人口だけでいいならインドやアフリカ、東南アジアでも良さそうです。しかし、経済成長=株主利益増大とは限りません。
企業利益が2倍になっても、株式発行数が2倍以上に増えれば株主持ち分は増えませんし、利益を出しても、意味のない買収、役員用プライベートジェットなど無駄な経費に浪費されると株主としての利益は増えません。
株主の為に効率的な経営を行い、生み出した利益を事業に再投資するか、株主還元に回すか、あるいは両方を選ぶかの、合理的な判断を下す。この簡単なようで簡単ではないことを米国以上に意識している企業はないと私は考えています。
③実力主義でチャンスがあるビジネス環境
パートやアルバイトが幹部やCEOまで上り詰める。これはアメリカの実力主義をよく表していると思います。ここでいう実力とは企業をより儲けさせる能力のことです。実力主義が徹底されることで大きく二つのメリットがあると考えます。
まず、有能な人材が適正なポジションに置かれ実力を発揮することで経営効率が上がります。逆にみなさんの周りにいないでしょうか? 明らかに実力不足なポジションで足を引っ張っている人、周りより有能なのに、若いから出世できない後輩や同僚など。これって、会社の資源(人材)を無駄に消耗しており、効率的な経営が出来ているとは言えません。実力主義の徹底はこのような無駄遣いを排除し、株主利益向上に大きく貢献するだろうと考えています。
2つ目に、海外から優秀な人材がチャンスを求めて流入し、活躍することが見込めます。しかも、アメリカは多様な人種で構成された国家であり、移民には寛容な文化があります。この優秀な人材と多様性を組み合わせることで新たなアイデアや技術を生む原動力となります。現にGAFAMなど、国家規模の超大企業を生み出した例もあるように、今後も新たな技術やビジネスが生み出される場になると考えています。
最後に
私も、米国株ばかりにこだわっている訳ではなく、ヨーロッパ市場のポルシェ・ネスレ・ルイビトン、経済成長が見込めるインドやベトナムの株式、多くのIPを抱える日本のゲーム会社などにも関心を持っています。
しかし、今回上げた理由や、アクセスのしやすさなど等諸々考慮するに結局は米国株に行きついてしまいます。