貧乏人の経済学 読書記録⑦

Amazaon HPより

途上国の貧困問題の根本を理解し、解説策を模索する為の様々な視点がかかれている本で、筆者の実験や観察などを元に書かれています。

 

こう書くと、多くの人が敬遠してしまいそうですが、教養として、世界を知る手段として(先進国ばかりが世界ではない)、投資家としても大変興味深い内容でした。

 

 

一番私が参考になったのは、貧乏と言われる人たちの考え方です。

 

日本に住んでいると他人事に思うかもしれませんが、日本でも格差は確実に広がっており他人事ではありません。(もちろん世界基準の貧困ではありませんが)

 

例えば、余裕がないのに、必要なものではなく欲しいものを買う。

先の事より今できるだけ楽しく生きることにお金を使う。

得をすると理解していても、信念が弱く継続できない、問題の先送りをしてしまうなどなど。

 

これらの考え方と真逆である、今を多少犠牲にしてでも、将来に向けて行動する。問題を先送りにせず解決し、行動を継続することが豊かになる為のヒントだと感じました。

 

 

貧乏や貧困は、とりあえずお金を集めて配れば解決すると考えている脳金(脳筋ではない)の方には、(そうでなくとも)是非おすすめしたい一冊です。