読書記録2回目です。以前の内容はこちら。
トコトンやさしい蒸気の本
再びリハビリをかねて優しめの本から。以前とりあげた、未来のエネルギーキャリア候補とは対照的に、蒸気機関など昔使われていたエネルギーの勉強をと本書を選択しました。(現在最先端や未来技術と、古典や汎用的な技術などを対比させあれこれ考えるのが好きなのです)
感想
利点
蒸気と聞くと自分のなかで、蒸気機関など過去のエネルギーという印象が強かったのですが、現代でも原子力や火力発電所など熱を電気に変換する際に利用されるなど現役バリバリのエネルギーであることを思い出させてくれました。
中でも大きな収穫だったのが、熱エネルギーのエネルギー効率を高める工夫や考え方や技術進歩の歴史などは他の分野にも応用が利きそうな興味深い良書でした。(効率厨なのでこの手の話は大好き)
欠点
強いて上げるとすれば、この手の入門書にしてはタービンの形状についての解説はちょっとマニアックなので?と思ったことくらいでしょうか。