金融やお金は信用で成り立っている(ことを忘れてはいけない)

金融とは、一言でいうならお金の貸し借りです。(出資等も含む)

 

 

金融の世界で、貸し手はいつ何時でも、ニコニコして気長に返済を待ってくれるとは限りません。

晴れた日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げるという例え話(晴れは好景気、雨は不景気、傘はお金の例え)があるように、貸し手に不信感が芽生えると事態は一変します。

 

一例として、銀行経営に不安を覚えた預金者達が、一斉に全預金を引き出そうとすると、健全で問題のない銀行であっても資金が足りずに倒産することがあります。(※もちろん現代の日本では、預金保険制度がありますし、中央銀行等が資金を融通する為倒産することはないでしょうが)

 

つまり信用に対して生まれた疑念や不信が、(それが事実なら尚更)上手く回ってた金融を、混乱させ破綻させてしまうのです。

 

過去に起きた金融危機リーマンショックにおいても信用への過信と膨張の反動から、一気に信用収縮に転じ、世界経済に大きな影響を及ぼしました。

 

このことからも金融における信用を過信することの危うさが分かるかと思います。

 

 

 

紙幣や貨幣も信用

過去には貴金属(金、銀、銅など)と紐づけされていた時代もありましたが、私たちが日ごろ使用している通貨も信用により成り立っています。

造幣局HPより

造幣局HPより

例えばこれら硬貨の原材料から算定した価値は、500円玉が約11.3円、100円玉が約9.1円、50円玉が約7.6円、10円玉が約11.6円、5円玉が約4.3円、1円玉が約0.4円でした。(5月初旬の各金属先物価格とドル円レートから算出)

日銀HPより

たまには2千円札の存在も思い出してあげてください

 

財務省HPより

日銀4年度決算より

 

紙幣の内訳は不明ですが、令和4年度の総紙幣発行(予定)枚数は2900百万枚、銀行券製造費は549億円なので、1枚当たりの製造費は約18.5円です。

 

つまり10円玉のような例外を除いて、通貨には額面ほどの物質的価値はありませんし、これが預金やキャッシュレスのようなデータ上の数字なら尚更です。

 

 

にもかかわらず、意識せずに我々が日本円をつかえるのは、法による強制通用力(通貨の受け取りを拒否できず、受け入れなけばならない)があることと、通貨に対する人々(海外も含めた)の信用があるからです。

 

通貨の信用力の低下は、過去のジンバブエドルやマルク、現在のトルコリラの例からも、物価の急上昇や通貨の大幅下落のような目に見える形でも現れます。

 



最後に

どちらも一見、私たちには関係のない話のようにも聞こえますが、個人でも、借入していたり、金融資産に投資をしている人は無関係ではいられません。(もちろん、借金も資産もない一般の労働者にも影響が及ぶことも)

 

なのでたまにでよいので金融が信用で成り立っていることを思い出し、自身の借入は金利上昇や収入が減少しても返済できる範囲かどうか、失っては困る資金で金融資産などに投資してないかなどを振り借ることをオススメします。

 

 

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