私の読書記録① 「トコトンやさしい水素の本」

しばらく、多忙で某オンラインゲームを遊んでいて読書が出来ていませんでしたが、再開しました。

 

 

mousouya.com

 

インターネット上に分かりやすく構成された文章による情報や、動画であふれる現代において読書の重要度が低下したのかと言えば、そうではありません。

インターネット上の情報は分かりやすい反面、確実に省かれた情報があります。手軽に情報を得るならこれらでよいですが、腰を据えて奥行きのある知識を確実に定着させたいのであれば、読書はかかせません。

 

 

トコトンやさしい水素の本

Amazaon HPより

まずはリハビリをかねて読みやすそうな本から手に取ってみました。もちろん図書館で借りました。

 

地球温暖化問題の対策として、炭素を排出しない・低炭素排出への置き換えが急務となっており、再生可能エネルギーの活用や、石油内燃機関から電動化への変換が進んでいます。現段階で水素の活用の可能性と、立ち位置を確認する為、手に取ってみました。

 

感想

利点

トコトンやさしくと書かれているだけあって、水素の特性からはじまり、私の知りたかった地球環境問題にどのような役割を果たし得て、現在の技術開発状況などまで比較的簡単に読むことが出来ました。

特に、水素は地球上に(宇宙空間にもですが)豊富にある点、質量当たりのエネルギー密度が他物質により高い点、電気との変換が容易な点が、私にとっての大きな収穫であり将来性を感じたポイントでした。もちろん現代より進んだ貯蔵や利用の技術発展が前提ではありますが。

 

私のように久々の読書に挑戦する方、活字が苦手な方にもおすすめの水素入門書といえそうです。

 

欠点

水素はご存じの通り、扱いかた次第では危険な物質にもなります。もちろん本書においても危険性や、現在国内に展開している水素ステーションなどの安全性もきちんと書かれていました。

ただ個人的には、ちょっと机上の理論で安全性や、将来の技術進歩を見据えての利便性を強調してすぎているようにも感じ、反対意見や、他の視点も取りいれた上で総合的に判断した方が良いとも思いました。

 

 

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