私の資産構成内容と、その考え方の後編になります。以前の内容はこちら
残りの株式構成の考え方
さて以前、保有株式の約76%を時価総額が大きく、安定成長を続けながら手厚い株主還元を行っている企業で固めていると説明しました。
私の中でこれらは個別株投資を選んだ割にはリスクを取りに行っていない安定志向という認識です。(まぁそもそも株式がハイリスク商品だろとか、インデックスに比べハイリスクだろとかの意見はあるでしょうが・・・)
投資の世界にはコアサテライト戦略という投資手法があります。
コアサテライト戦略とは、大半をインデックス投資などで固め、全体として安定したリターンを確保します。その上で、残りの少数をハイリスク商品に投資し、高いリターンを狙うことで、全体のパフォーマンスの底上げするという戦略です。
コアサテライト戦略のメリット
メリットとしてはハイリスク商品の運用に成功すれば、インデックス投資のみに比べ、高いリターンが見込める事、インデックス投資では味わえない投資家をやっている感に浸れることでしょうか。
コアサテライト戦略のデメリット
デメリットとしては簡単でハイリスク商品の運用に失敗すればインデックス投資のみに比べパフォーマンスが劣ってしまうことです。(大半がインデックスの為、被害は小さくなるのはメリットの一つでもあります。)
私はコアサテライトではなく、(流行に乗りたくないひねくれものなので)あえてハイローミックス戦略と呼びましょうか。
ハイローミックスとは、ハイ・・・つまり高性能品で全てを賄いたいが、予算等の制限で全てを揃えられないときに、一部を高性能品にして、残りを非高性能品で妥協することです。
私の場合に置き換えると、全てをハイリスクな株式銘柄で固めると私のリスク許容度を超えてしまうので、(私の中で相対的に)ローリスク株式を主軸に、(私の中で相対的に)ハイリスクな株式を一部保有するといった感じです。
ハイリスクな第一フェーズ企業
第一フェーズ企業(成長株)として選定したのはSE(シーリミテッド)です。本社をシンガポールに置くEコマース、ゲーム、電子決済などを3本柱に置くインターネット企業です。
多少買い増しにより株数は以前より変化してますが、損失状況はだいたい前と一緒・・・
高金利環境の為、あえて黒字を出しているときもありましたが、基本的には赤字を出しながら、シェア拡大を目指す成長企業です
安定した成熟企業を好む私が、第一フェーズ企業を保有している理由は、生き残り続けることができれば、いずれ成熟した第2フェーズ企業となり、配当や自社株買いによる株主還元が期待出来るからです。
もちろん成熟企業になれず倒産していくリスクもあります。しかしそのリスクがある分、今なら成熟企業となった時よりも安く買うことが出来ます。
リスクは高いですが、今の内から第2フェーズ企業になりそうな企業を今のうちに保有しておくという考えから第一フェーズ企業を保有しています。
最後に
収まりきらなかったので、残りは次回に続きます。