集中投資でも分散投資が併用可能というお話

株式投資には集中投資か分散投資という永遠のテーマがあります。

 



 

 

集中投資・・・例えば、保有銘柄数を少数に集中させればさせるほど、銘柄選定が成功した時の恩恵が大きくなります。引き換えに銘柄選定に失敗した際や、株価が変動した時のダメージも大きくなる諸刃の剣ですが・・・・大変夢がある投資でもあります。

 

具体的な成功例としては、米株で熱心なファンが多い銘柄のテスラの株価は10年で15倍に(2021年の最高値では30倍)、エヌビディアの株価は10年で145倍に上昇しています。

 

 

一方で、卵を一つのカゴに盛るな、という投資格言もあるように一般的には分散投資が奨励されています。かの著名投資家のウォーレン・バフェットも一般方に対しては充分に分散されているインデックス投資を推奨しています。(バフェット自身が好む投資手法は卵をひとつカゴに持って注視すること)

 

 

集中投資と分散投資の併用

集中や分散とは、何も銘柄の数だけではありません。たとえば、少数銘柄に集中するけど、他で分散を効かせるといった手法もあります。

 

①資産構成

株式はあくまで資産構成のひとつです。資産構成が株式のみというのは集中投資の一種です。そこで他の資産を組み合わせることで資産全体で分散させるという考え方もあります。たとえば、株式とは違った値動きをする債券や金、組み合わせることで資産全体の価値の変動をマイルドにすることが可能です。

また、一定の現金を保有し、株式と現金の割合をリバランスすることも有効な分散です。リバランスすることで、株式が高値での購入抑制し、安値では多くの株式を仕込むことができます。

 

②時間を分散させる

一度に全て、もしくは大半を購入することは集中投資の一種です。逆に言うと毎月の一定額購入や、安値のタイミングで機動的に徐々に購入していくことにより、購入価格の分散が可能です。最大のメリットは高値での大量掴みを避けれることです。

 

 

③銘柄属性の分散

企業には好景気に売り上げがする銘柄や、金利原油価格に左右される銘など、企業毎に調子が良いタイミングや悪いタイミングが存在します。(これらに左右されず常に一定といった企業も)例えば、3銘柄に分散するとしても、これらのタイミングが同じ企業にしてしまうと、分散効果がかなり薄れます。(同業界でも、個別企業ごとのリスクがあるので全く分散効果がないとはいいません)

分散させるには別の属性の株式を分散させるようにしましょう。(ただし、株式市場全体が低調な時は銘柄属性での分散効果が薄れるのは言うまでもありません)

 

最後に

集中投資と分散投資を分ける基準が難しいところですが・・・資産に対する上位三銘柄の割合が75%以上、米国株式の割合は約85%、株式の割合は約95%の私は集中投資をしているといって間違いないでしょう。

そんな私でも、いやだからこそ分散について重要性を忘れずに投資を続けていかなければならないと改めて思い今回の内容を書いてみました。(某巨大電気自動車企業に集中投資する方の動画見て)

 

 

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