前回の後編その1の続きになります。前回の内容はこちら。
ハイリスクな第三フェーズ企業の保有
第三フェーズ企業として、ブリティッシュタバコアメリカン(BTI)とマクドナルド(MCD)を保有しています。(マクドナルドはギリ第2フェーズか、第2と第3の境目かは自分の中でも賛否あります)
BTI保有の意図
タバコ業界は法規制や訴訟リスクを抱え、先進国では健康上の懸念から喫煙者数の緩やかな減少が見られています。その為、投資家から好んで買われる銘柄ではなく、常に株価は押さえつけられぎみです。
が、それに反し中毒性の高い商品から生み出される、高い利益率と安定した収益から多くの配当が支払われていることも忘れてはなりません。
嫌煙されている(タバコだけに)銘柄ですが、そこにはある種のチャンスがあると考えています。このBTIが、今の規模以上でで存続出来るのであれば、高い利回りの配当金で、安い株価のBTIに再投資を行うことで、それなり以上のリターンが見込めるのではないかと考えています。
(あ、ちなみにですが私としては喫煙も、タバコ株の保有も人にはお勧めしません。喫煙もタバコ株の保有も自己責任で><)
タバコ株成長の可能性
タバコ株に成長期待が全くないかと言えばそうではありません。既に、健康リスクを低減や(とタバコ業界が謳っている)匂いや煙の少ない電子タバコや加熱式タバコなどの利益率の高い商品に置き換わりつつあるようです。これらが上手く作用すればBTIの成長につながると考えています。
MCD保有の意図
こちらも概ねBTIと同じ意図です。今までに何度かの健康ブームも乗り越えながら、常にマクドナルドは世界の人々に愛され必要とされ続けてきました。仮に成長せずとも世界中の人々がハンバーガーを消費し続け、その利益を今まで通り配当や自社株買いにより還元してくれることが容易に想像できます。
またMCDにはBTI以上に成長期待をもっています。
発展途上国ではマクドナルドは高級店扱い!?
先進国においてマクドナルドは手軽に食べれるファーストフードですが、発展途上国など個人所得が低い国では高級店扱いであり、数カ月や年に一度のご馳走に近い感覚だと聞いたことがあります。これらの国の人々の所得が向上するとどうなるでしょうか?
そう、我々と同じように手軽にハンバーガーを消費するようになります。そう、マクドナルドは世界に対しまだ大きな成長の余地があるわけです。
最後に
再び次回に続きます。(多分次回で一区切りの予定)次回は異なる成長フェーズの企業を組み入れた意図、長期投資と短期投資についての考え、新NISAの使い方とインデックスについて書いて締める予定です。