保有銘柄紹介⑦ SE (シーリミテッド)

私の頭の中の整理を兼ねた、最後の銘柄紹介になります。前回の紹介はこちらです。

 

mousouya.hatenablog.com

 

シーリミテッドとは?

事業

シンガポール籍のインターネット企業です。3つの事業を柱としており、オンラインゲームの開発・提供を行っているGarena、東南アジアを中心に展開しているeコマースshopee、決済など金融サービスを提供するフィンテックseamoneyがあります。

特徴

2016年から2022年にかけて売上高は約36倍費用も約25倍純損失額も7倍に膨らんでいるような、成長に全振りしている企業です。

 

株価

金利低下、成長期待の追い風を受け、2020年3月の40$前後から2021年10月に約9倍の370$まで急上昇しました。その後、金利上昇や、唯一黒字のゲーム事業の売り上げ減少もあり、2021年11月以降下落を続け、2023年10月時点で40$前後と上昇前の価格まで戻ってしまいました。

 



私の投資歴(2023年10/17時点)

下落を始める約半年前の2021年6月から買い始めました。下落後も購入を続け現在、平均取得株価は204.62$で62株保有しています。前日(2023年10月16日)の株価が46.69$だったので、含み損は9791.66$、1$=149円で計算すると日本円で145万8957円になります。(取得の大半は今よりかなり円高時に取得したので円建ての取得額で計算すると含み損は100万ほどです。まぁ多い事には変わりませんが・・・)

 

保有を続ける理由

①更に株価が急落しても、莫大な損失は発生しない

現在の時価は40万円前後で、投資額の約80%の含み損がすでに出でいます。ここまでくると更に半値になっても+20万の損失、仮に倒産しても+40万の損失なので、今更ジタバタすることでもないと考えています。(他の利益を相殺するために1,2株売ることはありますが)

 

②投資を始めた理由が失われていないこと

東南アジアの成長の波に乗れること、更に面白いゲームを開発してくれることへの期待、eコマースとフィンテックの成長期待があり、SEに投資を始めました。

現在株価は大きく下がれど、私の期待に変化はありませんし、むしろ本来の価格に戻っただけとも言えます。なので売る理由はありませんし、むしろ長期間かけて少しずつ買っていこうと考えています。

 

③リスクはある程度織り込み済み

この手の成長企業への投資リスクが高いことは承知していました。なので投資額は抑え、ポートフォリオ大半は安定感が強い企業にしています。そのおかげもあり資産全体では含み益がしっかり出ています。(逆に言うとこいつが足を引っ張っているとも言えますが・・・)

 

株価への期待

数年で含み益が出る価格まで上昇することは期待してません。が15年から20年かけてでもいいから、かつてのアマゾンのような急成長をしてくれたらよいなと妄想を抱い期待しています。

 

ネガティブな点

ゲーム事業の売り上げ減少の一因にインド市場から排除されたことがあげられます。中国企業のテンセントがSEの株主であり、中国と間接的につながりがあることが理由だと言われています。このつながりが、他にも悪さをする可能性があります。

 

順調に成長を遂げるeコマースですが、東南アジアではアリババ、ブラジルではメルカドリブレというeコマース企業と激しい競争を繰り広げています。この競争で成長に多額の費用がかかり、財務がひっ迫する懸念があります。

 

財務がひっ迫すると今度は資金調達の懸念がでてきます。以前と違い株安、金利高の状況です。資金借り入れには高いコストがかかるでしょう。株式発行も株主からみておいしくありません。同じ資金調達でも株安なので多くの株式が発行され、株主の利益や持ち分をかなり希釈してしまうでしょう。

 

 

 

 

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