2024年6/7にS&P500構成銘柄の変更が発表されました。
私が先日購入したCrowdStrike(CRWD)も追加され、発表の翌営業日(6/10)の株価は終値で7.29%上昇し、これは指数効果によるものと推測されます。
指数効果とは
指数効果とは、主要指数の銘柄の追加・除外による発生する、推定超過リターンのことです。
主要指数の構成銘柄に変更が生じると、その指数をベンチマークとするインデックスファンドも追随し大量の売買を行います。
特に、S&P500はもっとも世界で広く採用されている指数で、S&P Dow Jones Indicesによれば2020年末時点で13兆5000億ドル相当の資金が連動、もしくはベンチマークとしており、かなりの影響力があるといえそうです。
指数効果は儲かるのか?
インデックスファンドの運用資金は年々増加しているにもかかわらず、S&P Dow Jones Indicesは指数効果は、時間の経過とともに低下すると分析しており、株式市場の流動性の改善を理由にあげています。
個人的な意見としては、指数効果を狙う投資手法が有名になりすぎ、先回りした投資が増えたことにあるのではないかと考えています。(ダウの犬戦略も、周知されると共に真似をする人が増えた結果、リターンが減少したと聞いた気がします。)
直近の銘柄はどうなのか
2つの銘柄は、2024年3/1にS&P500への組み入れ発表後され、実際に指数組み入れ実施までの期間の株価を、S&P500と比較したものになります。上に関しては、そこそこリターンを出しているようにも見えますが、実際にニュースを知り買いに行けるのは翌日からというのを考えると、微妙なリターンです。
では除外銘柄はどうか。こちらは同日に除外を発表された銘柄です。除外されるはずなのに、なぜがS&P500に対し上昇しています。
最後に
総合して、指数に採用されそうな銘柄を当てる投資は、面白さこそ感じるものの、短期リターンは得にくそうな印象です。
私のCrowdstrike? これ短期ではなく、様子を見ながらポートフォリオの次期主力候補として少しずつ買い増そうと考えています。