以前から、他国株に比べ割高では、との声もある米国株ですが、ピークが近いのではという兆候と言えなくもない現象がみられているようです。
①ミーム株の急騰
数日前に米ビデオゲーム小売りのゲームストップ及び、映画チェーンのAMCの株価が急騰しました。どちらも2021年、掲示板等の呼びかけにより終結した個人投資家達の買いが、機関投資家の空売りを打ち負す急騰を見せたいわくつきの銘柄です。
このようなある種の熱狂がピーク付近を示唆しているのでないかという意見です。
②弱気派が弱気な見方を撤回
ウォール街で最も弱気派の一人が、弱気の見通しを変更した・・・と、これだけ聞くと、一見まだまだ上昇する余地が大きいようにも感じます。
しかし、一方でこんな言葉もあります。「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」と。
最後に
今回紹介した事例以外にも怪しい兆候は各所で見られています。
仮にピーク付近のサインであっても、案外上昇したり、現在の水準が続くことは充分に考えられます。
ただどちらにせよ、リスク許容度や現金比率の確認をしておいても損はない局面かもしれないとも認識しています。
私は、下落が待ち受けているとしても、長期投資は引き揚げませんし、仮に割高であっても米国株への投資を継続していきます。