少ない支出でも人生を楽しめるって、現代最強クラスの能力だと考える理由

物価高が家計を圧迫している現状、来年春の賃上げの行方が非常に気になっています

私の予想は悲観的で、大企業の大半は物価上昇を上回る昇給が可能と考えますが、その他企業では昇給が物価上昇以下になると考えています。

(その他企業においても、単年では上回るかもしれませんが、複数年を通しては無理だろうというのが私の考えです。)

 

一説では大企業勤務者の割合は全労働者数の3割程度です。わたしの予想が正しければ7割近くの労働者が物価上昇で実質可処分所得(物価を加味した可処分所得)を減らすことになるでしょう。

 

数年前までのデフレ時代平均年収は年々減少傾向にありました。つまり、インフレだろうがデフレだろうが大多数のひとは年収が減少するリスクを常に抱えているといえます。

 



強者の理論

一般的に、収入が少ないもしくは収入を増やせないのは努力が足りないからと言われることがあります。ある意味正しいとも言えますが、あくまで、強者視点の理論であり、弱者の私から見れば絶対的に正しいと思っていません

(努力が不要と考えているわけではありません。努力すれば全員が高年収の職につけるわけではないということです)

この収入をコントロール(上げる)することは、誰にでも容易かつ確実に実現できることではありません

 

弱者の戦略

 

収入のコントロールとは違い、能力や収入に関係なく、出来ることがあります。それは支出を絞ることです。

 

支出は自分の意志次第で誰にでもコントロールできるものです。

 

支出を抑えることは、以下のようなメリットがあると考えています。

 

①余剰資金が生まれる(増える)

人間は基本的に、制限がないとリソースを最大限使おうとする性質があります。

例えば、夏休みの宿題を最初の一週間で全て片付けてしまおうという人は少ないと思います。支出においても、収入が増えた分、無意識に支出も増やしてしまいがちです。

 

支出を収入に比べ減らせば減らすほど、余剰資金が生まれます。余剰資金は収入が断たれた際の保険になりますし、運用するという選択肢も持つことが出来ます。

早くやればやるほど、支出を下げれば下げるほど、多くの資産を貯めることが出来ます。

 

②少ない収入でも生活できる、もしくは収入などへの依存度がさがる

支出を抑えることは定年前に労働から引退するアーリーリタイアと非常に相性がよいと考えています。支出を抑えることで、より少ない資産で隠居できますし、隠居までの期間を短縮することが可能です。

 

また、老後、もしくは若くして隠居であれ、将来の見通しはかなり不透明です。資産の運用状況や年金制度・健康状態で、収入も支出も大きく変わってきます。

なので、支出がすくないほど、収入への依存度が下がり、生活継続の安定性が高まると考えています。

 

 

少ない支出でも人生を楽しめる人が最強

以上のように、収入コントロールに比べ、支出コントロールは容易にでき、再現性が

高いと想像できるので現代最強のサバイバル術だと私は考えています。

 

しかし、一般的には生活水準を落とすと、かなりの苦痛を伴います。特に良い生活を長く続ければ続けるほど苦痛が大きくなる傾向にあります。

 

と、なると、節約を楽しめ、少ない支出でも楽しい人生を送れている人が現代において最だと言えそうです。

 

なぜなら、節約や支出の削減を苦痛に感じる人に比べ、ストレスが圧倒的に少なく済みます。また、楽しんでやっているので、新たなアイデアや工夫を積極的に取り入れいき、支出削減効果をより高めていけることも期待できるでしょう

 

最後に

ふと、思ったことを深堀して整理してみました。

 

世の中には優秀な頭脳たちが知恵を絞って作り出した広告で溢れており、それらが本能に訴えかけ、消費を促します。消費者の可処分所得を企業が奪い合う現代で、支出を楽しんで抑えることは非常に困難です。

しかし、私も昔は、物欲の塊でしたが、今はそうではありません。

餓鬼のように一生満たされない物欲や消費欲に踊らされる不毛さや、消費額=楽しさではないこと、創意工夫する楽しさに気づくことで変わることが出来ました。

私にとって最大の財産と言えるかもしれません。

 

 

 

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