トランプ氏暗殺未遂事件についてあれこれ

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2024年7月13日にペンシルベニア州バトラーで開かれた集会で、ドナルド・トランプ前大統領が演説中に銃撃されました。

銃撃犯は集会会場の外から狙ったとされ、事件後に死亡。トランプ氏は右耳を負傷しましたが、その後地元の医療施設で治療を受け、元気であることが報告されています。

 

犠牲者も出ており、まずは犠牲者への哀悼の意を、そして民主主義社会における暴力行為への非難を表面させていただきます。

 

ここからは、事件の影響や感想について。

 

大統領選への影響

個人的には、今回の暗殺未遂事件はトランプ大統領にかなり有利に働くのではと考えています。

銃撃後、流血しながらも、立ち上がり拳を振り上げ、強いリーダーを演出しました。

強いアメリカを望む支持層にはかなり刺さるのではと考えています。(強いアメリカを望む伝統的な層が相対的に減少している可能性もありますが)

 

一方、大統領決定まで、民主党の挽回のチャンスもあるので、今後このような暴力行為がないことを祈りながら、今後の展開を見守っていきたいと思います。

 

日米の安全保障対応力の差について

今回の事件では、容疑者の男がライフルを持っている姿が目撃されている中での銃撃だったことからも、警備が万全だったかは疑問があります。

しかし、犠牲者は出てしまいましたが、銃撃後の対応は迅速で、銃撃の数秒後にはSPがトランプ氏に駆け寄り、容疑者は無力化され、暗殺未遂に終わりました。

 

一方、今回の事件で思い出すのが、安倍元首相の暗殺事件。色々議論はあるでしょうが、たった一回の警備の隙をつき、ターゲットに接近され、目標を達成されてしまっています。

 

理論を飛躍させすぎかもしれませんが、この件は国家安全保障への対応力の差であると考えます。たった一人の重要人物を守ることに対応できないのに、国家の安全を守れるかは正直疑問です。

 

日本政府は、防衛費増額を打ち出していますが、数字ありきで増額するのではなく、きちんと脅威を査定し、対応を検討した上で、必要予算を算出すべきではないかと考えます。(別に必要であるなら増額はかまわないんですが。)

 

 

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