例えば、減量する場合は、長期的視点から、リバウンドや栄養バランスの偏りを避け、確実に達成する為にも、短気で急激な計画を立てるべきではないでしょう。
しかし世の中には、名誉やその他諸々の事情により短期で減量に挑まないといけない(と考える)人もいます。
資産形成も同様に、生活を犠牲にするような節約は、一般的に推奨されませんが、それを承知してでも資産形成を加速させたいと考えているストイックな人も世の中にはいます。今回はそんな人に役立つかもしれない超合理的な(金銭合理的に偏りすぎた)考え方を紹介します。
支出すべきか、労働時間(負担)に換算して判定する
昔、私の師匠が言った、「普通の人が1万円稼ぐのに、どれだけ他人に頭を下げ罵倒され、同僚に虐められていると思ってるんだ?」との発言がアイデアの元です。
このような労働環境はかなり極端な例ですが(ですよね?)、今でも多くの労働者は何かしらの苦労やストレス、不満を持ちながら働いています。
この労働時間(負担)で支出の価値があるかを、判断することにより、不要な支出を削減するという考え方です。
例えば、時給1000円(税金を引いたり、更に最低限の生活に必要な金額を差し引き時給を計算するという考え方もあります)の人が1万円の服を買う場合、10時間分の労働が必要です。その人の労働環境において、10時間分の労働価値があるかという観点から、支出するかどうかを決定するという感じです。
この考え方は、時給が高く、労働環境に恵まれているほど、効果が薄く(時給1万円のの支出1万円は、1時間の軽い労働負担に過ぎない)
時給が少ないほど、労働負担大きいほど(労働環境や人間関係など)効果が高くなる支出削減思考です。(時給1000円の支出1万円は、10時間かつ重い労働負担になる)
※これはあくまで道具(手法)の紹介です。使用するかどうか、どれだけ使用するかは個人の判断にゆだねられます。