あなたの可処分所得は増えていますか?

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ここ1・2年、あらゆる物の値段が上がっています。

 

 

皆さんの年収は増えていますか? 仮に増えていても、無条件で喜んではいけません。

年収が増えても、物価上昇により、あなたが自由に使えるお金・・・・可処分所得は減っているかもしれません。

 

可処分所得とは?

サラリーマンでいう手取り収入(月収などから税金や社会保険料を差し引いたもの)に物価の影響を加味したものです。

 

例えば所得20万円の人が社会保険料と税金で2割の4万円控除されるとすると、可処分所得は(手取り)16万円です。この人が1%の2000円昇給すると2割引かれて可処分所得は161600円に増えます。では1600円可処分所得が上昇したということでいいのでしょうか?

 

物価が上昇するということは?

物価の上昇を言い換えれば、お金の価値が下がっているということです。額面上可処分所得は1600円増えたとしても、依然と同じ生活をするのに5000円支出が増えていたら、可処分所得は減少しているということです。

 

 

私の考える実質可処分減少への対策

私は20代半ばに、社会保険の上昇や、消費の増税(5→8%)、による手取り収入の伸び悩みを実際に体験してきました。

私はその体験から、今後も消費税等の増税は続き、社会保険料の引き上げや、ステルス値上げ(商品の価格据え置き内容量減など実質の値上げ)が続くと想定し、

昇給やベースUPに期待しすぎてはならず、(上がるならそれにこしたことはないが)、自分で支出をコントロールしていくしかないと考えるに至りました。

 

①節約で備える(対増税社会保険料引き上げ、及び対物価上昇)

自分の意志で収入を増やすのは大半の人にとっては困難(労働時間増加による収入増は容易ですが)ですが、支出を減らすことは比較的容易です。物価上昇した時に安価なものに切り替えたり、特定の支出を抑えることが有効です。

しかし私がおススメは、平時から節約に取り組み、貯蓄を積み上げておくことです。貯蓄を積み上げておくと、いざと言うとき取り崩し生活の維持するという選択が取れますし、大きな買い物をする際に金利という余分な出費を抑制できるからです。

 

②投資で備える

株式や不動産などの金融資産は物価上昇へのヘッジに有効である場合が多いです。物価の上昇は現金以外の価値上昇だからです。

物価上昇の恩恵を受けながら、物価上昇に賃金上昇が追い付かないリスクに備えることができます。更に配当収入があれば所得増にもつながります。

 

③外貨で備える

日本の法定通貨である日本円のヘッジ(保険)も有効だと考えます。

理由は、エネルギーや資源、食料品の大半を自給できず、大半を海外からの輸入に頼っているからです。つまり円の価値下落は、そのまま物価上昇につながるからです。

 

円が強い場合(円高)、消費者としてあまり問題になりません。しかし現在のような円が弱い場合は消費者として大きな問題になります。

 

円安時に外貨資産や、外貨収入があると、円換算での資産価格や外貨収入が増えます。例えば毎月200$の配当収入があった場合ドル円が100の場合日本円に両替すると20000円ですが、現在ドル円は150円付近なので200$は30000円になります。

 

まとめると、海外輸入依存度が高い日本では、円安は消費者にとって大打撃になります。

そのため、外貨建て資産や外貨建て収入を持つことは円安に対するヘッジとして有効な手段の一つと言えると思います。

 

最後に

長々と書きましたが、物価以上に実質の可処分所得が増えれば何の問題もありません

政府や企業に期待するなとは言いませんが、期待に沿えなかった場合困るのは自分なのです。だから私はこれからも自分の為に備えていきます。

 

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