円安が続くリスクを想定する②

円安が続くリスクを想定するの続きになります。

 

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政府からすると円安の方が都合がよい

1000兆円以上の国債残高をかかえる政府からすれば、物価の上昇は非常に都合が良いのです。なぜなら、物価の上昇=借金の価値減少だからです。

 

例えば、年5%の物価上昇率の中、1000万円のローンで、定価1000万円の車を買ったとします。

1年後には物価が5%上昇するので1000万円の車を購入に必要な金額は1050万なっています。逆にお金の価値は低下するので借金がどうなるかというと、借金の額面は変わらず1000万円のままですが、借金の価値は約952万円まで低下します。

 

もちろん新規に国債を発行する際は、お金の価値減少に相当する金利を求められるので金利負担が大きくなりますが、既に低い金利発行している国債残高の方が多いのでメリットが多いのです。

 

以上の事から

政府と日銀の思惑通り、賃上げの連鎖と、適度かつ継続した物価の上昇が続くかにもよりますが、政府と日銀は現在くらいの水準にとどまる程度の政策を続けざる負えない状況なのかもしれないと思っています。あとはアメリカの金融政策次第でしょうか。

 

 

最後に

以上が、私の妄想になります。。。私もさすがに現在のドル円150円近くの水準が続いたり、150円を超える円安の可能性は低いのではとは考えています。しかし、株価の下落や天災もそうですが、大勢が一方の方向に傾いている状況の中、反対に向かう可能性やその対応を自分の中で想定しておくことは重要だとも考えています。(しばらく自然災害に接しないと災害への備えを怠ってしまいがちなのように・・・)

 

 

 

 

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