節約や、倹約は人生をつまらなくするという誤解

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節約の人生はつまらない? 

節約って心が貧しくなるし、人生がつまらなくなるでしょ?って思う人もいるのかもしれません。

                          

 

でもそれって本当に、自分の意見ですか?

自分で考えた意見でなくて誰の受け売りではないでしょうか?

あなたの家族、近所の人、職場、友人知人、テレビ番組やインターネットに溢れる広告に唆されて、真に受けているのではないですか?

 

ただ企業や、資本家に用意された流行と娯楽の上で踊らされているだけで、創意工夫する楽しさを忘れている、もしくは知らないだけなのではないですか?

 

私も、人間が駆使して作り上げたサービスや製品の楽しさやその行為自体を否定したいわけではありません。何が言いたいかと言うと、

 

支出=楽しいことだから反対の

節約=つまらない という考えは矮小で浅はかな思考であると私は思うわけです。

 

 

限界効用

限界効用という言葉があります。これは財(物やサービス)を1単位追加することでの満足度の増加分を意味します。そしてこれは、財の消費量が増えるにつれ限界効用が低下するという法則があります。

 

例えば、ビールを飲む時。一番おいしくビールを飲めるのは(あなたがビール好きなら)最初の一口、もしくは最初の一杯でしょう。それを10杯20杯と重ねるにつれ、どんどん満足度は低下するはずです。

 

別の例えとして、毎日ビールを飲んでいる人が飲む一杯より、一週間ぶりに飲む人の一杯の方が満足度が高いのは創造するのは難しくないでしょう。

 

つまり支出が増えれば、必ずしも満足度・・・ひいては人生の楽しみが増加するわけでもないということです。むしろたまにの贅沢の方が満足度が高いのではないでしょうか?

 

 

 

上手な節約や節制

例えば、脳死状態で何も考えないで、何かの購入を我慢したり、いいグレードからダウングレードする、低レベルな節約や節制は難しくありませんし、それは楽しくないでしょう。

 

 

上手な節約や節制には、あらゆる分野にアンテナを張り情報と勉強すること、柔軟な思考で創意工夫することが欠かせません。

 

不要な物を買わないようにすると、今後の生活スタイルのシミュレーションが必要になりますし、食費を抑えたり、スタイルを維持しようとすると栄養学や運動に関する知識や技術が必要です。

 

これは一例ですが、私たちの生活にはこのように支出を抑えたり、支出することなく生活の質を向上させるようなテーマが豊富にあり、このテーマに取り組むことは創造的で楽しい事でもあります。

思考停止で本能的に直結した人生を送っている人にとってはどうか知りませんが、少なくとも私にとっては楽しい事です。

 

上手な節約家や倹約家はここぞという時にはお金を惜しまない

上手な節約家や倹約家はあらゆる支出を目の敵にするものではありません。

これは成金ではない本当の資産家にも共通するところがありますが、家族の為、自らの価値観を通じて必要と判断すれば支出を惜しみません。

 

このような支出を惜しむのはただのケチです。上手な節約家や倹約家は家におけるお金の出入りをコントロールする番人ですが、ケチはただお金をせき止めているだけです。いざという時に使えないお金は死に金も同然で何の為に貯めているのか分かりません。

 

 

このように不要な支出は創意工夫によりコントロールし、いざという支出は惜しまない。これが真の節約家であり倹約家なのです。

 

 

 

 

 

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