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節約や、貯金にかぎらず何事も継続することは、容易なことではありません。
それは刺激がなく退屈な行動だからです。
それとは逆に消費や浪費は刺激的な行動です。
人間は本能的に刺激的な行動に流されやすく、刺激的な広告にや商品が溢れている現代の先進国では、それらに抗うことは非常に難しいこととなっています。
ですが、人間には動物的な本能とは別に、理性も持ちわせています。この本能と理性を理解し上手く活用ことは節約や貯金を無理なく続ける上で大きな助けとなります。
①無理のない貯金目標を設定する
あなたが自分に甘い人間であれば、厳しい貯金目標は達成が困難です。仮にあなたが自分に甘くなくとも本能に無理をさせると、あなたの中で理性と本能が争って疲弊してしまいます。
疲弊すると本能に抗えず、目標達成は難しくなることでしょう。
疲弊した挙句、高い目標が達成できないよりは、妥協してでも、無理のない貯金額を達成した方が合理的です。
どこまでが自分にとって無理がないのか、自分の本能に耳を傾け、じっくり考えてみましょう。何が我慢できず、何が妥協できるのか。
②容易な目標に設定し、徐々に目標を高めていく
①と競合するかもしれませんが、最初はあえて容易な目標を掲げ、達成する都度徐々に目標を高めていくという手法もあります。
容易な目標を達成すると、頭の中では達成は容易だろうと考えても、達成した事実はあなたに自信を持たせ、脳内の報酬系を刺激しあなたをよい気分にさせます。
報酬系を刺激すると、本能は達成感を味わいたいと考えるようになり、本能を目標達成への味方につけることが出来るようになります。
①が本能と敵対を避ける方針だとすると②は本能を味方につける方針というわけです。
金額目標だけでなく、やりたいことを具体的にする
例えば、政府が理由も大義もなく、増税します! というと賛成する国民はほとんどいないでしょう(いないと信じたい)
次に増税の必要性や、有用なことに利用されると丁寧、誠実かつ詳細な説明があればどうでしょうか? こうなると消極的な賛成を含め賛成派が増えるのではないでしょうか?
何が言いたいかというと、「なんとなく、○○万円貯める」という目標と、「私はこれをどうしてもやりたい! その為にいくら必要だから、その為に頑張って○○万円貯める」という目標であれば、後者の方が頑張れそうな気がしませんか?
なんとなくという浅い理由では、理性は頼りない仲間にすぎませんが、しっかりとした目的があれば、理性は頼もしい仲間となります。