短期売買をした投資家の末路(売らずに持っていた場合リターンは?)⑤

前回のブログ④の続きになります。

 

 

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短期売買と指数の比較

 

インデックス投資には運用コストがかかるので、指数でなく指数連動の上場投資信託ETF)と比較します。

比較対象はS&P500指数に連動するVOOを選定。

購入額はUNP購入額11377.86$とし、価格は2022/10/6~1/21にUNPの大半を購入してるので、この間の最安値で購入したと仮定し計算します。

分配金受け取り計算は他計算と同じくUNP売却時期以降です。

 

VOO(S&P500上場投資信託

購入株価は2022/10/9の328.65$と仮定、SBI証券での米株の購入手数料上限が22$なのでそれを含め計算すると34口購入となりました。(端数は切り捨て)

2024/3/23時点の株価は479.18$なので5118.02$の含み益ですまだ分配金を加えていないのにS&P500様の圧勝です・・・

 

オーバーキルになりますが、分配金の方は2023/9月に一口あたり1.4925$、同12月に1.8011$、翌2024/3月に1.5429$なので税引き前で164.441$の受け取り、税引き後で117.93$となります。

 

含み益、税引き後分配金を合わせ、5235.95$の利益となりました。

 

 

 

指数を含めた利益のランキング

VOO(5235.95$)>実際の利益(2024/3/23時点)3451.52$)>もしNEE(3284.58$)>もしSPGI(3050.82$)>もしUNP(2992.62$)

という結果になりました。

 

 

差額の分析

VOOと実際の利益の差額は1784.43$です。

 

アクティブ投資がインデックスに勝てない要因は、利益確定による課税の発生、売買手数料、勝てる銘柄を当てることが難しい事です。(+アクティブファンドであるなら運用マネージャーの人件費や報酬も)

 

実際に、VOOホールドに対し余分にかかった費用は

①売買手数料

UNP売却、NEE購入、NEE売却、SPGI購入、SPGI売却、テンセント購入の手数料で6回×22$=132$(テンセント、香港株の手数料は正確にはちょっとちがいますが、だいたい一緒なので22$で計算)

②税金

UNP、NEE、SPGIで合計1031.49$の納税を行っています。

③銘柄選定による損失

残りの620.94$が銘柄選定による劣後の金額になります。

 



最後に

インデックスが強い時期という面もあるのでしょうが、インデックスの強さを証明してしまいましたね。本当に強い・・・。

しかし私は個別株投資を引き続き続けていきます。

 

 

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