前置き
現在、私の投資対象はほぼ米国の株式のみですが、他の投資対象に決して興味が無いわけではありません。
株式で言えば、日本・ヨーロッパ、ベトナムやインドなどのアジア株にも興味がありますし、他の投資対象では、不動産、貴金属、債券、事業への投資にも関心があります。
ブログやYoutubeを中心として本業(その投資を専門家としている個人投資家という意味。私で言えば米国株投資が本業)ほどではありませんが、それなり以上の関心を持って肯定的な意見も、否定的な意見も収集しています。
そう否定的な意見も収集しています。
いや、むしろ否定的な意見に耳を傾ける事こそが重要であると考えています。
投資の世界では大勢と違う行動を取った者が大きな利益を手にしてきましたし、(もちろん敗者もいる)イエスマンばかりの組織は想定外の事に非常に脆弱であることは想像に難しくないでしょう。
個人的にマイナー志向なので、少数の否定意見は大好物でもあります
本題
昨今の投資ブームの中で、今投資をするなという面白そうな趣旨の動画をみつけたので視聴してみました。どのような論理でこの主張を展開していくのか。その理論は妥当性があるのかを主観が存分に入ってはいますが、自分なりに検証していきたいと思います。
(※動画のタイトルや詳しい内容は伏せさせていただきます。作成者や動画内容を否定する意図もありません。
作成者様も極端な投資否定動画とおっしゃっていたのであえて大げさな表現や無理な理論を意図的に含ませている点はあるかと思われます。)
主張1 どのテレビ番組もNISA押しで怪しい
昨今の投資ブームを、証券会社を始めとした、ネットやテレビで投資に対する肯定的な意見にあふれているのは確かです。テレビはスポンサーからの資金提供で儲けているのでその意思に反することが流せないのも事実なのでしょう。
ただ・・・目の付け所は良いと感じましたが、この主張は弱いと感じました。なぜならメリットだけ説明するのは、資本主義経済ではよくある光景だからです。
例えば車のCMを想像してください。車のカッコよさ、ドライブの楽しさなど、素晴らしい体験が待っていることは教えてくれますが、車所有のデメリットや、万が一の時の責任については何も説明がありません。
金融のプロを自称するのであれば、プロらしくきっちり投資のデメリットについても語るべきとも考えますが、彼らも商売ですし、営業活動なのでしょうがないのです。(だってデメリットを真剣に語っても売り上げ増えないでしょ?)
だから消費者には判断する力が求められるのですが。
私の結論としては、投資に限らず全ての宣伝が怪しいのであり、これを論拠とするのはいささか弱いのではと考えました。
続きます。