記事のように、もうじき実質賃金(物価を補正した賃金)はプラスになることが期待できると、当局者や政府関係者、そして一部の経済専門家も口を揃えていいます。
ですが、私のように所得が多くなく、物価高に賃金上昇が追い付かず、生活が苦しいと感じている人は無理して今の物価高についていかず、素直に生活水準を落とすことをお勧めします。(もちろん強制はしません)
なぜなら賃上げの恩恵が、経済的弱者に行き届くのは一番最後になるからです。
活発な消費を始めるのは、自身の実質賃金が上がったことに確信が持ててからでも遅くはありません。
批判に対しての反論
生活水準を落としたり、支出減を推奨すると、デフレを脱却しようとしているのに水を差すのか、などと批判されるかもしれませんが、私たち経済的弱者は気にすることはありません。
確かに、机上の考えでは、皆が強い消費を行えば、デフレ脱却とインフレの定着の確実性が高まるとともに早い時期に達成できることが期待できるでしょうし、私もそれは認識しているつもりです。
ですが、それは消費や浪費は余裕のある人、高所得者、実質賃金が上昇した人が率先すればよいのであって、低所得や余裕のない人は、自身の生活の継続性を最優先に行動よく、またその権利もあります。
なぜなら何かあっても、基本的に誰も助けてくれないからです。自分(家族も含めて)のことは自分で備えならないのです。(国は最低限のセーフティーネットを用意していますが、健常者で働くことが可能な人に適応されることはほとんどありません)
不況時に真っ先にクビを切られるのも、好況時に恩恵は一番後回しなのが経済的弱者です。
普通の感覚の持ち主であれば、そんな虐げられてきた経済的弱者の生き残る為の知恵を誰も批判できないはずです。
え? 余裕がないけど生活水準を落とせない? それはお好きにどうぞ。一度きりの人生ですので。