私が最強だと考える自己投資①

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投資」と聞くと私は、金融投資を真っ先に思い浮かべてしまいますが、自己投資という言葉もあります。

自己投資は、労働収入UPを狙うことや、浪費に対する自分への言い訳、浪費を推奨する広告のうたい文句人生を豊かにすることを目的とした、時間や金銭の支出を指します。

金融投資と自己投資は切り離して考えがちですが、金融投資・・・とくに長期投資と非常に相性のよい自己投資もあるので今回紹介していきます。

 

読書(電子書籍も含む)

私が学生の頃は、「読書をしなさい」と周囲から言われる機会がありましたが、今の若い人たちはどうなんでしょうか。

現代では小型端末で、いつでも・どこでも・そして誰もが世界のあらゆる情報にアクセスできます。その情報も文章だけでなく、図や音声、動画など様々な形で、分かりやすくまとめられており、短時間で情報の検索、習得ができる世の中になりました。

 

そのような現代では、本など読むに値しない・非効率だと思われるかもしれません。

 

しかし以下の理由から私はそう考えません。

 

①長期投資では小手先の戦術より、哲学や戦略的な視点が重要

長期投資は、数カ月・1年スパンの利益に捕らわれる矮小な視野や考えではなく十数年後の利益に焦点を当て、日々必要なことを淡々と行っていく視野や考えが重要だと考えています。

これらを養うには、効率よくまとまったウェブ上の情報の表面を拾うだけでは不十分でしょう。

活字から記述の意図、作者の考えを深く読み取り、情報の表面だけではなく、根幹の部分を自身の考えに吸収していくことが重要だと考えます。

 

②記憶への定着と応用を効かせやすい

本は一見無駄だと思える情報が多く、情報収集の手段として非効率的に思えるかもしれません。しかし、その一見無駄だと思える部分には作者の考えや本当に伝えたい大事なことが多く含まれています

この部分を読み解くことは、知識を定着させる効果や、様々な分野で応用を効かせる上でも欠かすことが出来ない重要な部分だと考えています。

例えば数学の公式の結果だけを見せられるのに比べ、公式の成り立ちや、その解説やうんちくがあると、より記憶に残りやすくなります。また公式の原理などを理解することで、他への応用がききやすい、生きた知識を得ることが出来ます。

手軽な情報は厚みが薄っぺらく、記憶に残りずらいですが、情報に厚みがあればその分手間はこそかかりますが投資と言えるだけの大きな価値があると思っています。

 

③真理が見えてくる

先ほども述べた通り、本には作者の考えが書かれています。あらゆる本を数十冊、数百冊と呼んでいくと、複数人が唱える共通の考えや思想に気づけるようになります。それは、過去の偉人や、著名人たちが気づいた考え方で、中には時代を超えて普遍的に活用できる考えや、最近では使われなくなったが、今でも通用しうる考えだったりします。

わたしは、このような考えに気づくことが、読書の最大のメリットであり財産だと考えています。

 



最後に

読書と聞いて、当たり前すぎて拍子抜けされた方もいるかもしれません。

ですが、本当に大事なことは案外誰でも知っている当たり前のことであり、それを一つ一つ再認識していくことも重要なことです。

ついつい新しい概念や技術や、豊富な動画コンテンツばかりに目が行きがちですが、古典的な読書の優位性は変わらないと思います。もちろん、新しいものと、古いけど変わらず有用なものを、最適にバランスさせることが一番であることは言うまでもありません。

 

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