240706
以前、プロがインデックスに勝てない理由を紹介しました。個別株の運用も同様で、大抵の人は市場平均に勝てないということです。(指数が強い国の話)
今回は、インデックスに勝てない可能性が高いにも関わらず、私が個別株投資する理由を整理していきます。
①投票先は自分で選ぶ
インデックスを購入するということは、運用会社を通じ、その指数構成銘柄すべてに投資するということです。
それは、あなたの嫌いな企業や賛同できない業界にも投資することを意味します。
例えば、原子力発電に反対する人が、原子力発電を運営企業に投資したり、武器の輸出に反対する人が、軍需産業に投資するということになります。
法にふれてないし、利益が出れば何でもいい!、という人ならば問題ありません。
しかし私は、確実に市場平均のリターンを得ることより、投資先は自分で決めることを選びます。
なぜなら、投資=企業や経営陣への信認投票であり、支持できない企業は投資したくありません。
(嫌いな業界や企業にあえて投資し、株主として方針変更に関与するという考え方もありますが、弱小投資家にそのような影響力はありません。)
私の投資の元手は、苦労して稼ぎました。資産を減らさず増やしたいと思うと同時に、自分の信念に基づいて投資をしたいと考えています。
②運用手数料は無料
インデックスファンドの運用手数料はかなり低めに設定されています。格安で市場平均のリターンを得られ、文句の付け所はほぼなさそうです。ほぼ?・・・そう、自分で運用すれば、運用手数料は0円です。
③個別株投資には利益をもたらす可能性がある
インデックスのメリットの一つは、構成する企業のリターンを平均化してマイルドにする点にあります。逆を言うと、良いパフォーマンスの企業成績も悪い企業や平凡な企業に足を引っ張られるということでもあります。個別株にはリスクはありますが、インデックスより大きな利益の可能性があります。
例えば、割安な株です。特定の銘柄だけ、急落することや安値で放置されている株があり、本来の価値以上に安く買えるチャンスが転がっています。
あとは、株価が数年で数倍に上昇する可能性です。
このような株式を探し当てることが、個別株の醍醐味でもあります。