急成長を遂げ、一時は時価総額トップ企業になったエヌビディアですが、フランス当局が反トラスト関係で告発する準備を進めてるようです。
昨今のEUによる、グーグル・アップル・マイクロソフト・メタなど、米ハイテク大手企業への調査及び提訴を見れば、エヌビディアもいつか狙われるだろうと予想していました。
当局に目を付けられると、競争力の低下を懸念してしまいますが、私は悪い事ばかりでもないと考えています。
当局に狙われるということは、それほど競争力が強すぎることを意味します。
企業のビジネスの強さが、本物であれば、独占・寡占的な強さにあぐらをかくより、競争により磨かれた強さを身に着けた方が、長期視点での利益になります。
事業分割を命じるような、ビジネスの根幹を変えるような命令があれば話は別ですが、今より競争的な状況に戻そうとする介入は、業界の競争を活発にさせる意味でも、メリットになるでしょう。
・・・あくまで米ハイテク大手企業のビジネスの強さが本物であればですが。