資産を形成するのに役立つ(かもしれない)資本主義の知識③ 

前回ブログの続きになります。

 

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今回は、前回紹介した、資本主義の弊害と恩恵を利用して、資産形成に役立てる術を考えていきます。

 

①経済格差の拡大、誰もが資本家になれることを利用する

労働者と資本家の経済格差は拡大すること、資本主義経済では誰もが資本家を目指せると紹介しました。

少しでも早く資産形成を進めたいと考えている人ならば、この経済格差を生む力を利用するべきです。

もちろん、ただの労働者がいきなり大資本家にはなれませんが、労働者兼小資本家ならすぐなれます。資本主義の恩恵もあり小額から投資できる様々な商品が生み出されており、株式なら投資信託が100円から、不動産ならRIETと呼ばれる不動産投資信託が数万円から投資できる商品が用意されています。

 

この力は早く始めるほど、投資資金が多いほど大きく作用することも忘れてはいけません。

 

②競争によるサービスの低価格化を最大限利用する

あなたが資産形成を進める際に、資本家になる・・・つまり投資をするなら(もちろん、投資をしない場合であっても)支出が少なければ少ないほど、資産形成は速く進みます。なので資本主義経済における激しい競争による低価格化の恩恵を最大限受けていきましょう。

低価格のメカニズムはこうです。まず新たな商品やサービスが登場します。出初めは競合も少なく、不具合も少なくないので割高感があります

次第に他社が参入すると同時に不具合の是正や効率化・最適化が進み、価格低下の圧力が高まります。商品であれば中古市場が形成されたり、モデルチェンジによる型落ち化による更なる価格低下が期待できます。

なのでいずれ低価格化が進むので、新発の商品やサービスには飛びつかずに、低価格化が進んでから手を出しましょう。

 

③世間に溢れる広告に抵抗する 

商品やサービスを欲しいと思うのは、自らの思考によるものです。その思考は今までの体験や入ってきた情報により形成されていきます。情報には広告による宣伝も含まれます。

購買する体験は本能的に気持ちの良い体験です。よく考えれば不用品であったり、あとで後悔したとしても・・・。

 

資本主義経済はみなが無駄遣いにより経済が回り、資本家は豊かになるという経済システムです。資本主義を徹底的に利用するのなら自分は無駄遣いせずに、資本家としての恩恵を受けることが一番効果的なのです。なぜなら地味なお金持ちはみなこうしているからです。

 

ならば本能に訴えかけてくる購買欲をどうかわせばよいのか。本能に訴えてくる力が大きければ大きいほど、時間を置くことが効果的です。たとえば、怒りの感情を創造してみてください。その瞬間は怒り狂っていたとしても、少し時間をおくと怒りの感情は激減したという経験はありませんか? 

購買欲は怒りの感情程ではありませんが、例えば数日から数週間買うのを猶予する、あるいはじっくり理性的に必要か考えてみる。人により適切なルールは違うでしょうが、

ルールを設けることで必要のない出費は激減するでしょう。(時間をおいても欲しい、必要だと感じる者は買えばよいと思います)

 

④資本主義が引き起こす問題を先読みする

もし①を利用するのであれば、資本主義が引き起こす問題を先読みし行動することがあなたに富をもたらすかもしれません。資本主義が引き起こした問題は、政治の政策により資本主義に修正を促します。

例えば、数年前に急速にESG関係のETFにお金が集まったことがように。例えば、世界で電気自動車への切り替えを促進した結果、テスラのように急成長した企業が現れたように。

 

このように起きた問題はいずれ解決にむけて動き始めるので(解決するとは言ってない)動き始める前に投資をすれば資本家として恩恵を受けれるかもしれません。

もちろんリスクは大きく、動き始めるまえに投資をしなければならないのであまりお勧めはしませんが。

 

 

最後に

以上私が考える資本主義経済を最大限資産形成に活用する方法でした。これらはあくまで道具であるので使用するかどうか、どれくらい使用するかはここが考える事なのでそのあたりをご留意ください。

 

今回の内容を書いていて、気づいたことは資産形成には忍耐できることが重要な資質だと感じました。

例えば、投資も大抵はすぐに利益に結び付くものではありませし、欲しい物を必要か見極め支出を適正化することも忍耐です。あわてる乞食は貰いが少ないという言葉もある通り、忍耐が必要ということを忘れないようにこれからも資産形成を続けていきたいと改めて思いました。

 

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