2024年5月請求分より、再生エネルギー賦課金の※増税が、6月請求分からは、物価高騰対策の補助金打ち切りにより、電気代が全国で400円から500円程の負担増大になるとされています。
※(分類上、税ではないでしょうが、国が政策の為に支払いを強制していることから広義の意味での税にあたると認識し、そう表現しています)
これから、気温が上昇し、エアコン使用が増加する時期を迎えようとしている今、電気使用を抑えていく術を考え、論じていきたいと思います。
今回は、電気使用量に焦点を当て、契約会社・契約内容の変更(格安電気会社・夜間の電気料金が安くなる契約等)や、発電設備の設置(太陽光パネル設置など)には触れません。
節電方法
①早く寝て、早起きる
夏は日が長く、夕方は遅くまで、朝も早くから外が明るいので、早寝早起を取り入れることにより、照明の使用が最小限に抑えられます。
また朝はゴールデンタイムとも言われ、特に夏の早朝は涼しい時間帯です。
この時間に、勉強やクリエイティブな作業を取り入れることで、作業が捗るというメリットも手にすることが出来るかもしれません。
②エアコン稼働台数を減らす 複数人での利用(一人ぐらしを除く)
各々が自室にこもりエアコンを使用すると、その分エアコンの稼働台数が増え、電気代が嵩みます。
なので家族が集まりエアコン使用することは、稼働台数が減り、電気代の節約になります。
常にというのは難しいかもしれませんが、協力を仰ぐだけの価値はあると思われます。
③エアコンの効率化
エアコンを使うと一言でいっても、使用状況で電気代はかなり変わってきます。
A 工夫をして設定温度を下げる
工夫をすることで、設定温度をそれほど下げずに快適に過ごせるかもしれません。例えば、涼しい服装、簾などで直射日光を遮る、サーキュレーターや扇風機を併用するなどがあげられます。
B フィルターの掃除
フィルターが詰まっていると、抵抗がかかり、余分な電気を使います。シーズン前に確認し、定期的に掃除を行いましょう。
C 室外機の確認
エアコンは熱交換です。ですから室外機の放熱口付近に雑草が生えていたり物が置かれていると、放熱が妨げられ、余分に電力を消費する上に、室内の冷えを悪くするので、室外機周辺になるべく障害が無いようにしておきましょう。
あと、室外機に直射日光が当たらないように工夫することも、効率UPに有効です。
④熱い日中はあえて外出する
休日の日中など、家にこもらずにあえて外出するのも、電気代節約の観点から有効かもしれません。そして節約の観点から言うと余分な出費は避けたいところです。
昔は公共の施設(図書館など)で、ガンガンにクーラーが効いてた印象がありましたが、最近では(私の周辺では)ほとんど見なくなった気がします。
では余分な出費が避けられないかというとそうでもありません。必要な買い物をすればよいのです。商業施設は大抵は冷房きいており、快適に買い物を楽しむことができます。
⑤エアコンレスで(一部はエアコン使用時も有効)
A 直射日光を遮る(日遮)
エアコン編で書きましたが、エアコンを使わずとも有効な手段です。簾や、サンシェード、難易度は高いですが、ゴーヤなどをつかったグリーンカーテンもあります。
B 風を上手く取り入れる(風入)
風の流れを取り入れるために最低2か所を、出来るだけ対角線上になるように開けましょう。入口の窓は15cmほどで出口は全開にする、下から上へといったように温度差を利用するとで、より風の流れを作りやすくなるようです。
C 水で冷やす(水冷)
昔は、たらいに張った水に、足をつけて涼をとっていたそうです。足湯ならぬ足水と呼ぶそうな。
水だけでなく、氷を良いですしハッカ油を入れるというのもありです。現代では、足湯・足水用のバケツも売っているようです。
足だけで物足りなければ、水風呂という手も、小さなお子さんがいればビニールプールも良いでしょう。
打ち水もありです。
D 風で冷やす(空冷)
扇子やうちわも風情がありますが、定番は扇風機でしょうか。
E 家の中で水冷服?(とんでもアイデアなので自己責任で)
昨今の気温の上昇もあり、屋外作業向けの熱中症対策グッズが増えてきました。
中にはジャケットに小型送風機をつけた空調服や、氷や保冷剤で冷やした水をジャケット内のホースを流通させ体を冷やす水冷服なるものも登場しました。
水・冷・・・服?
そう、この水冷服。本来なら屋外向けのグッズなのですが、必要な電力は送水ポンプを動かす分のみ、保冷材も家の冷凍庫で冷やすことが出来ると、かなり安いコストで体を冷やすことが出来るのではと考えています。
まぁ・・・机上の考えにすぎないので(誰も実行しないだろうとは思いますが)実行するならくれぐれも自己責任でお願いします。
最後に
昨今、温暖化進行を、更新し続ける夏の気温でも、感じるようになってきました。
火力発電さえ無くなれば、全ての環境汚染が無くなるかと言えば、そうとも言い切れません。
環境に比較的優しいと言われてる、太陽光発電はパネルは廃棄物となり膨大な量になることが予想され、水力発電はダムの建設で生態系を変え、風力発電も実は風の流れを変え、木や森への影響が懸念されています。
ですから、私は地球環境、そして財布にも優しい節約をこれからも推進してきたいと思います。